1961年　福岡県北九州市出身
1986年　競馬撮影開始
1990年　ネイティブアメリカン撮影
1991年　「ユルリ島の馬と自然」撮影開始
1993年　（有）ナーダム設立
1997年　アフリカ・ケニア撮影
1998年　アフリカ・ケニア撮影
1999年　グリーンチャンネル「ヒュー馬ンアワー」ドキュメント番組
　　　　ユルリ島再野性馬との新たな出会い　出演
2012年　インド・ラダック地方撮影

2008年 canon新聞広告　Appreach-広告賞-東京新聞広告賞受賞

・・・とにかく粘り強い男だ。ひと目見た初対面の印象では、決して華やかで鋭いような素顔を見せないが、ジワジワと目的に向かって前進して、とにかくデッドラインまでには、きちんとツボを押さえた石山流の結論を出した写真を撮り終えている。だからこそだろう。その作品には、石山勝敏の心の底にある＜魂＞が込められているのだ。
その安心感は、他者にはなかなか真似できないものだろう。
最初に出会ったのは、さてさて想い出してみると、もう四半世紀も前のことになる。
時の経つのは早い。あの頃、カメラマン石山勝敏も、かく言う私も、 若かった。
最初に一緒に仕事をしたのは、そう言えばいつだったろうかと記憶を辿ろうとした。 が、どうにも不確かで、頭の中に甦っては来ないのだが、競馬の仕事であったのは間違いない。そのとき以来、私自身の長い入院大手術の長期休養放牧期間をはさみながらも、たまに連絡を取り合っている。何冊もの単行本や、雑誌連載の仕事など一緒になって競馬読み物だけではなく多くの仕事をこなしてきた。ずっと必要不可欠なステキな写真を撮ってくれていた。正直に言えば、性格からか、どうもとってつけた様な営業スマイルが苦手な私だったが、無理をすることなくしかし忍耐強く、そんな私に波長を合わせてくれてもいた。

ここ２０年、写真は、実はいっきに進んだデジタル化の波の影響を最も激しく受けた表現世界である。カメラの進化が進み、誰でも、労せず容易にプロ並みの写真が撮れてしまうようになってしまったからだ。
でもそれは、本当は錯覚に過ぎない。いくらデジタル化で進化しようと、カメラマンの＜魂＞までは、無条件に写し出されることはないからだ。
だからこそ、これまでそうであり続けたように激しく＜魂＞を表出して、いつのときも、それぞれの時代の病巣をも撮り続けて欲しい写真家である。

【文責：鶴木遵】

1993年　「勝者の法則」 KKベストセラーズ　著者 鶴木遵
1994年　個展「ユルリ島の馬と自然」 JRA 中山競馬場
1994年　グループ展「APA緑 EXHIBITION」 町田市立版画美術館
1995年　Photo CD「ユルリ島の馬と自然」 YFC企画
　　　　 騎手 柴田政人の流儀　白夜書房　著者 鶴木遵
1998年　善臣の仕事　アスペクト
1999年　企画展 「Fields」池袋サンシャインシティ2F特設会場　MXテレビ 協賛・TCK
1999年　写真家 水野映二 写真展友情出演 「東川小学校の子供たち」　北海道 東川写真美術館
2000年　 「3人展」京都イシスギャラリー
　　　　伊藤雄二の確かな目　KKベストセラーズ　著者 鶴木遵
2001年　調教師伊藤雄二「ウソのない競馬を教えよう」KKベストセラーズ著者鶴木遵
2003年　グループ展「MIP写真展」銀座フジフォトサロン
2007年　「野生馬を追う」著者 木村李花子 （2007年馬事文化賞）
2007年　JRA馬事文化賞 木村李花子著書　石山勝敏撮影
　　　　「野生馬を追う－ウマのフィールド・サイエンス－」
2009年　第7回ホースフォトグラフ展　JRA競馬博物館（東京競馬場）
2012年　祝！九州」写真集 HOMETOWN EXPRESS（JR九州）
2014年　TOKYO 8X10 写真展 2014　目黒区美術館区民ギャラリー
2018年　個展「モノクローム」東京南青山Caplis