柔軟性をもって・・・

 ここまで愛猫の太陽君目線でブログを書いてきたが、とても頭の柔軟体操になった。私は文章を書く時、どうしても硬い内容になってしまうところがある。生真面目さはいいのだが、もっと砕けたいと常々考えていた。そしてパッとひらめいた!『猫目線で書いてみよう』と。さっそく書いてみると物事をストレートに伝えようとするよりもこれがなかなか面白く、意外とすらすらと書けるものだ。

 この【すらすらと】が、とても心地よい。また、とっさの思いつきを文章にするわけだから作為がなく自然体でありとても楽しい。そう、この心地よい・楽しいと思える感性が作品制作において最も大切な要素となり私が最も重要視してきたものである。テクニックは長年の経験である程度身につき上達するが、生まれ持った【感性】はそれをどう活かせるかで創作に大きな違いが生じる。まさに、この感性こそが【個性的作品】を生み出す源だ。人は同じ仕組みを持って生まれては来るが【皆同じ】ではない。それぞれに特徴があり、はじめから皆違う個性を持ち合わせている。皆違うのだから皆違ったものを活かし皆違った表現をするのも当たり前のことだ。だから自分に素直になり自身の感情に謙虚に従い行動すれば良い。そのために、自分自身の価値観を型にはめずいろいろな視点で対象を捉え常に柔軟性を持った心であり続けたい・・・。